リーダシップスタイルの進化
経済・社会構造の変化に伴いリーダシップスタイルも変化・進化が必要です。
人口増加・大量生産・大量消費の時代とは明らかに異なった手法が求められます。
「効率的に多くのものを生み出す」ためのリーダーシップから
「これまでにないものを生み出す」・・・
つまりクリエイティブな組織に生まれ変わらせるためのリーダーシップへの転換が
必須の時代にとなりました。
クリエイティブな組織とは、多様性を認め、個性を認め、個々の能力が最大限に
引き出される組織です。
世界最先端の科学データや、難解な法的知識、美しいデザインは末端の社員でも
簡単にインターネットを通じて取り出すことができます。
リーダーが神か天才でない限り、組織が必要とする情報は多くの末端の社員が
衆知結集した方がはるかに速く、効率的に集めることが可能です。
さて、このような環境が激変する中で新しいリーダーに求められるスキルとして
私は以下の3つを挙げたいと思います。
①ファシリテーションスキル
垣根を越えた人たちが集う「場」で、皆が話しやすい「空気」を作り出し
丁寧に議論を進め、合意形成にもっていくスキル
②コーチングスキル
メンバーの中にある潜在的な答えを引き出すための「質問」力
相手の話にじっくりと耳を傾け、言葉の奥にある心理を汲み取る「傾聴」力
③サーバントリーダーシップスキル
サーバントリーダーシップというのは、その精神を言いますがリーダーは
あえてそれをスキルと考えて取り組む
立場が上であってもメンバーに対し、時には奉仕の精神で接し、サポーター
の存在にもなれること
つまり、メンバーの心を、心理をしっかりと感じ取り、心を動かすことで
そのチーム力を最大限に引き出すリーダーが今後求められる時代になったのでは
ないでしょうか。