自信と過信
自信と過信の境目はどこにあるんだろう。
よくそんなことを考えていました。
自信をもつことはとても大切ですが、それが過信になると周囲が見えなくなってしまう。
そのバランス感覚を保つことが経営そのものと言ってもいいでしょう。
経営者は常に自分を律し続けなければ、会社を存続することすら難しくなります。
そこで自分自身の状態を可視化してバランスを保つようにしてみてはいかがでしょうか。
私が考えるサイクルはこうです。
1.自信
2.過信
3.傲慢
4.失敗(自信喪失)
5.卑下
6.気付
7.感謝
8.謙虚
【自信】はやがて【過信】となります。
【過信】はやがて【傲慢】となります。
【傲慢】な態度は裸の王様状態を作り出し、周囲の意見は耳に入らず、
また、周囲も意見を言わなくなります。
そうなると現場感覚は失われ、孤立無援状態から【失敗】を招くことになります。
【失敗】は自信喪失につながり、反省とともに自分自身を【卑下】し始めます。
やがて自分の過ちに気付き、周囲への【感謝】の気持ちが生まれます。
【感謝】の気持ちは【謙虚】な姿勢を生み、その【謙虚】さに周囲は支援し始めるのです。
自分を律するということは今の自分の状態を客観視、俯瞰視するということです。
自分の周りに空間を作るイメージです。
自分の周りに空間があると拙速なジャッジや過剰な反応を防ぐことができ
チャンスや危機にも冷静に対応することができるようになります。
【過信】や【傲慢】ゾーンに入ったなと思ったら【失敗】【卑下】に陥ることなく
【気付】へショートカットして【謙虚】さを維持したいものです。