「捨てる」ことで見えてくるもの
会社員時代から今日まで、月に一度から二度「捨てる」日というものを設定していました。
文字通りいらない書類やメールボックスに溜まっているメール、はっきりしないアポイントや
営業的に結論が長引いている案件などなど・・・
とにかくアポイントはいっさい入れずに、一日事務所に籠って、ただひたすら捨てまくるのです。
どのくらいの勢いで捨てるかというと、一つや二つは勢い余って大事な書類を棄ててしまって
慌てるくらいの勢いで一気に捨てていきます。
デスク周りがすっきりすると、気持ちもすっきりします。
心の中にも空間ができるので、新たな発想も生まれてきます。
サラリーマン社長だった時は、捨てることで、その期の原点となるスローガンや運営方針が
浮き彫りになって見えてきます。
「今期の原点はこれだったよな」とか「今やれていないことはこれだ」とか。
とにかく「捨てる」ことで大事なことがどんどん見えてきます。
独立起業した今ならば自分のミッションや創業の想い。
「自分が独立したのはこれがやりたかったからだ」とか。
そもそも今のシマーズを起こしたのは「一人一人が活き活きと活躍して、笑顔に溢れる組織」を
世の中にたくさん作りたかったからです。
その想いは会社のロゴマークに込められています。
コンサルタントやアドバイザーという今の仕事では様々な新しい切り口が求められます。
そのためのツールやプレゼン資料もこれまでたくさん創ってきました。
そんな資料を一気に整理して見直してみると、すでにとても古く感じるから不思議です。
まさにすべては「無常」
すべては一刻たりとも、留まっていないことに気付きます。
そんな古ぼけたツールやプレゼン資料を捨て続けた結果、最終的に見えてきたのは
やはり「真理」や「原理原則」でした。
人はどうしたらやる気になるのか、幸せな働き方とはどんなものか
どう行動したら周囲の信頼を得られるのか、売上を上げ続けるにはどうしたらいいか・・・
「真理」や「原理原則」に従えば多少の回り道はあっても、着実に達成、成功への道を
登ることができます。
そんな「真理」や「原理原則」は「捨てる」ことで見えてくるはずです。