講演・研修・コンサルティング/コンサルティング

禅マインドブログ

コーチングと禅

コーチングと禅には多くの共通点があります。


まず第一にコーチの語源から。

コーチの語源は「馬車」

そう、バッグで有名なあのコーチのブランドを思い出してみてください。

コーチとは馬車なのです。

主役を馬車に乗せて目的地「ゴール」まで導くのがコーチの役割です。

禅語に「自未得度先度他(じみとくどせんどた)」というのがあります。

自分は未(いま)だ得度(悟りを得る)していなくても相手を先に向こう岸へ
渡らせてあげる(悟らせてあげる)いうものです。

主役はあくまで今、向き合っている相手。

コーチはサポート役に徹します。


第二にどちらも「質問力」「問い」を活用します。

コーチングではコーチが答えを示すことはありません。

様々な「問い」を投げかけることで、相手の中にある答えに気付かせるのです。

禅では弟子を悟りに導くのに「公案」という「禅問答」があります。

相手が気づくまで、粘り強く、質問を投げかけるのです。

問いを投げかけ、傾聴に徹するのです。


どんなに時代が変わっても、人を育てることの大切さは変わりません。

粘り強く、急がば回れの精神で。

2015年01月25日教育

カテゴリー別インデックス

月別インデックス