法を拠り所とせよ
前回のブログでブッダの遺言について書きました。
「自灯明(じとうみょう)」については前回詳しく書きましたので
今回は「法灯明(ほうとうみょう)」について書きたいと思います。
法とは「真理」のことを言います。
ブッダは「自分だけを拠り所とせよ」と言いながら同時に「法灯明」
「法(真理)を拠り所とせよ」と言いました。
「周囲に振り回されるな」
「本当の自分の声に耳を澄ませろ」
「自分を信じろ!」
というエールとともに言った「法灯明」
自分だけを信じるというのはなかなか難しいものです。
常に人間は自信がないものです。
でももし自信が過信に変わってしまったら?
過信が傲慢に変わってしまったら?
正しくない人の影響を知らずに受けてしまったら?
人間は誤った行動をしてしまいます。
だからブッダは言ったんです。
「真理(法)を探究せよ」
「真理を勉強せよ」
「真理を信じろ」
「真理を拠り所とせよ」と。
禅とは自己探求と同時に真理探究への道なのです。