なぜ企業が禅を研修に取り入れるのか?
昨年の下期あたりから「禅を研修に取り入れたい」という企業様からのご要望が増えてきました。
なぜ企業が禅を研修に取り入れるのでしょうか?
これまでニーズをお伺いする中で、その理由は多岐に渡ります。
1.様々なメンタルヘルス対策を講じてきたが、充分な成果が得られない
座禅にはその効果が期待できるのではないか
2.グローバルリーダー(候補)に日本文化の代表である禅文化を教養として身につけてほしい
3.より密度の濃いチームビルディングとして禅は有効ではないか
4.業務過多、情報過多、生産性の向上を求められる環境下で、一旦立ち止まり
自分と向き合う時間が必要なのではないか
等々、課題が複雑化、多様化する中で、これまでの「知識」や「スキル」以外の「何か」を
求めているように感じています。
グーグルやゴールドマンサックスをはじめ、多くのグローバル企業がマインドフルネスを
研修に取り入れることが知られるようになり、今日本企業でも逆輸入の形で禅に関心が高まっています。
茶道、能、武士道、水墨画、懐石料理、枯山水・・・
確かに私たち日本人のDNAには禅、禅文化がしっかりと刻まれているはずです。
理由や入口は様々ですが、禅が出口の見えない混沌とした社会・経済環境から抜け出し
企業組織の中にイノベーションを起こすキー(鍵)になり得る、ということに
日本の企業も気づき始めているのかもしれません。