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禅マインドブログ

アンガーマネージメント 心を調える「禅語」の話

シマーズ広報スタッフのカレンです。

先日7月4日からは、代表島津が講師を務める
「マインドフルネス×禅×リーダーシップ入門講座第1回目」がWASEDA NEOにて開催されました。

男女問わずたくさんの方にご参加頂きましたが、
参加者の方からお声を頂いたのが「アンガーマネージメント」です。

ニュースなどでも怒りから発生する事件や事故が多く取り上げられていることもあり、世相を反映して
「アンガーマネージメントのために、禅やマインドフルネスを学びたくて参加した」
という方が多くいらっしゃいました。

この怒りの感情は、人間ならば誰もが抱く自然な感情です。
しかしながらこの怒りの感情と上手に付き合うことができないと
コミュニケーションやビジネスで支障をきたす場合があります。

アンガーマネージメントは、この怒りと上手に付き合うための心理教育の一つとして
1970年代にアメリカで生まれました。
現在では、日本のビジネスシーンでも、怒りの感情をマネージメントすることが求められています。

日常生活で出てくる怒りの感情。
その怒りの感情がコントロールできない時におすすめの禅語が

「調身 調息 調心」(ちょうしん ちょうそく ちょうしん)です。

「身体(姿勢)を整え 息(呼吸)を整え 心をととのえましょう」(不詳)

怒りの感情は本能であり反応なので完全に消すことはできません。
怒りの感情が沸いて来たら、まず「呼吸」に注意してみましょう。

大きく深呼吸をし、呼吸に意識を集中します。
呼吸に集中していくうちに、自分を客観視していくことができます。
「あ、今、呼吸が浅いな」「そうか、怒っているからだ」「なんで怒っているんだっけ」
そう思っているうちに怒りの感情は小さく変化していきます。

私が通っているヨガレッスンでも、まずは呼吸に意識を集中することから始めます。
鼻から多く息を吸い込んで、口から「はぁー」と吐き出す。
また鼻から大きく息を吸って、今度は口から嫌な感情と一緒に息を「はぁー」と吐き出します。
「自分が今日一日、どう過ごしたいか?どんな自分でいたいか?」
「今日一日を誰に感謝するか」を考えながら呼吸を整えていくと、
レッスンに向けてのマインドが整います。まさに禅ですね。

仏教では「三毒」というものがあり、怒りは三毒の内の一つとされています。
毒は、怒りの矛先を向けた相手にとっての毒だけでなく、自分の身体にも回っていく毒です。
例えば、怒ると頭にかーっと血が上って、心臓がパクパクとして、血圧が上がります。
怒り続けると、自分の身体に大きな負担がかかることが安易に想像できます。

「調身 調息 調心」身体(姿勢)を整え、息(呼吸)を整え、心を整える。
怒りの感情をコントロールし、心を整えることで、
最大限のパフォーマンスが発揮できる準備をしておきましょう。

【セミナーのお知らせ】

WASEDANEOにて開催中の「マインドフルネス×禅×リーダーシップ入門講座」
秋にも開講が決定しました!
秋講座は10月3日よりスタート!

講座の詳細は、こちらをご覧ください。


2019年07月12日講演・セミナー

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