坐禅とは呼吸である
こんにちは、島津です。
今年は夏が短く
もうすっかり秋の風ですね。
今年は特に季節の移り変わりの
早さを感じます。
さて、
「坐禅とは何か?」
と問われれば
「坐禅とは呼吸である」
といっても過言ではありません。
最近また呼吸について、
深く調べているのですが、
いろいろな発見(気づき)があって
とても面白いです。
吸う呼吸、
吸気は通常約500mlを1秒かけて吸います。
呼く呼吸、
呼気は通常2-3秒かけて呼きます。
吸う1:呼く2-3
自然呼吸=無意識な呼吸は
脳の最下部、延髄というところで
勝手にコントロールされているそうです。
息を止めたり伸ばしたりする意識的な呼吸は
大脳皮質が延髄に働きかけることで
コントロールしているそうです。
私が坐禅をするときは、
只管打坐(しかんたざ)なので、
自然呼吸、無意識な呼吸です。
一方、呼吸を観察したり、
何かに集中したりするときは、
意識的な呼吸をします。
人間には本来、自然な状態、
ありのままの状態でこそ、
可能性を発揮するという機能が
備わっています。
そう考えると、
いかに過剰なコントロールを手放し、
無意識な状態、自然な状態を
キープするかが重要です。
自然体最強説。
しかし、人間は外部環境の影響を強く受けるので
自然な状態を維持し続けるのは
なかなか難しいですよね。
だからみんな(私も含めて)ブレる訳です(笑)
心や頭の中がブレたときには、
意識的な呼吸、お腹を意識した深呼吸を
繰り返すことで、
再び自然な呼吸(自然体)に戻すことができます。
「意識呼吸→無意識呼吸」って感じです。
「息」という字をよーく見てみてください。
「息」
もう一度、よーく見てみてください。
「自分」の「心」って書きますよね。
そう、息(呼吸)と心はつながっているんです。
緊張したり、ストレスMAXのときは
たいてい呼吸は浅くなっていませんか?
一方で、リラックスしているときは
ゆったりとした深い呼吸をしているはずです。
まだまだ先の見えない日々は続きますが
自然体の心を取り戻すためにも
ぜひ呼吸を意識してみてください。
Zenjoy!