日経ビジネスが「禅と哲学」を特集
2024年10月21日号の日経ビジネスが「禅と哲学」を特集しています。
「心の時代」の会社の姿として
哲学・宗教者が経営者と地続きになってきた昨今の様子や
多くの経営者が禅や哲学、東洋思想を拠り所としていることを特集しています。
記事を読んでいくと(これはいつも思うのですが)
海外の経営者の方が禅を深く理解し、上手に取り入れている気がします。
日本人にとっては身近すぎて、海外の経営者にとっては強く新鮮に映るのかもしれません。
またこのテーマで必ず登場するのは私もリスペクトしている京セラ創業者の稲盛和夫氏です。
臨済宗で出家得度までして禅、仏教に傾倒していったことや
禅の教えを実際にここまで経営に落とし込んだ経営者は他にはいないのではないでしょうか。
この本で紹介されている1982年の京セラ経営方針は初めて見てのですがすごいですね。
「霊性意識」「肉性意識」「魂」「テレパシー」という言葉まで使用しています。
また海外企業で取り入れている中で、私が着目したのは
「会議は呼吸を整えてから」というもの・
これは私が主催する会議でも実際に取り入れています。
2013年に日経ビジネスで「禅と経営」の特集がされてから11年。
禅自体は常に「ただそこにある」のですが
時代の波によってこうしてまた特集されるというのが、興味深いです。